WTA fainals ケルバー対チブルコバ

WTA fainals ケルバー対チブルコバ

by Minoru Kaneko, 2016年11月5日
決勝戦
ケルバー対チブルコバ
第一シード 昨日は難敵のラドワンスカに快勝 対するチブルコバはフルセットの激戦を勝ち上がり体力的にも厳しいと思われました。
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しかし いざ始まってみると チブルコバはファーストポイントから振り切りよく体の切れも感じられます。
対するケルバーはサーブの調子も今一つでブレークされしっかりと3ゲームを連取されてしまいます。第4ゲーム そろそろ序盤も落ち着きケルバーが苦しみながらもキープこういった流れがケルバーペースで続く第5ゲームでチブルコバのサービスゲームをブレークしました。
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これで流れ変わり ラリーでの主導権はチブルコバ しかし ゲームを多くとるのはケルバーという勝ちパターンに入るのかと会場の雰囲気も変わってきました。
ところがチブルコバはそうは思っていませんでした ブレークの後にブレークチャンスありですかさずブレークバック ゲームの流れを引き戻しました。
この後は両者引き締まったゲームを展開し サービゲームをきっちりとキープ この後半はサービスブレークのチャンスは無かったです。チブルコバがスタートダッシュに成功して6-3でとります。
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ここでケルバーはコーチングを受けます。作戦的にはサービスゲームをきっちりとキープしていくプランを立てていたのかと思いますが上手くいきませんでした。今大会初めてセットを先行されてしまいました。ケルバーとしてはプレーのスタイル的にある程度は相手に主導権を握らせながらもカウンターでポイントを奪い ゲームは積み重ねていくイメージでした 例えばサービスゲームもリターンゲームも関係なく相手が焦って攻めてきたのをしっかりと対応し ゲームを連取していく かつ流れがきたらそのペースを長い時間保つことができるのが強さだと思います。
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サーブの調子は普段と変わらなく思いましたがケルバー自身は調子が出ないと感じていたかもしれません。
これを可能にしているのが 特にセカンドサーブをリターンで攻撃的に叩かれたとしても動じないメンタルの強さ スタイルを貫きしっかりと切り返す こんなところが出来ていなかったと思います。
コーチングを受けているときも ナーバスになっていてアドバイスも入っていかなくなっているような状態に見えました。おそらく試合に入る前にケルバーは「昨日は快勝 パッシングもサーブも好調だった、先週のラウンドロビンではフルセットに入り込んだのは自分の初戦はいつもスロースタートな為で後半やりなれてきて集中が上がっている現状ならチブルコワを封じ込められる、そして勝てる。」と考えていたのかもしれません。確かにケルバーのサーブはファースト確率58%、ポイント獲得64%とほぼ好調でしたがセカンドサーブでのポイント獲得30%と低くセカンドサーブを攻撃されて耐えきれない状態でした。対照的にチブルコバは初戦と違い ファースト確率84% ポイント獲得68% セカンドサーブでのポイント獲得75% 前回と違ってスキがありません。
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セカンドセットに入ってケルバーはサーブこそ不安定なままでしたが本来のサーブ力に頼らないラリーからしのいでのキープ、対するチブルコワはサーブ、ストロークともに良いリズムを保ち6ゲームが過ぎて3オールとなりました。
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何とか流れを呼び込みたい!っという叫びに見えました。
ここでゲームが動きます チブルコバがケルバーのダブルフォルトを含め0-40とブレークチャンスをつかみ1本は返されますが念願のブレークに成功しました。
ケルバーはすぐにブレークバックしたいところですが逆にチブルコバがさらにギアを上げてサービスエースを含めてキープしました。後がなくなったケルバーも第9ゲームは開き直りサーブゲームでエースを含めてのキープ。
5-4リードで迎えたチブルコバのサービングフォーザマッチ ここでもチブルコバが圧倒して40-15とマッチポイント ここからケルバーが驚異的に粘ります。会場内も大興奮の白熱のラリーが繰り広げられ まさにクライマックス チブルコバにとってマッチゲームでしたが ケルバーにとってもこのゲームを取っていたら大逆転になりうる展開でした。しかし最後はチブルコバのフォアハンドがネットインしてゲームセット ネットインがネットだったらどうなっていたのか?と本当に勝利の女神がチブルコバにほほ笑んだような試合でした。劇的なゲームセットでコートに倒れこむチブルコバ 喜びが爆発した瞬間でした。
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ゲーム後にケルバーは「チブルコバは最初から最後まで攻撃的でそこが決め手となった。」と言い チブルコバは「ケルバーは世界ナンバー1の守備力を持っているので サーブとフォアハンドで攻撃的に行き 特にサーブがよく決まった。」また1年半前からメンタルコーチを付け強化に取り組んでいるともいっていました。チブルコバはモルジブへ行きリフレッシュするそうです。
WTA fainals ツアー最終戦が終了しました。どの試合も熱戦となり また誰が勝つのか興味が尽きない試合ばかりでした 選手の頑張りから感動と元気をもらうことが出来ました。
良いオフを過ごして来シーズンも熱戦となることを期待します。

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