WTA Finals 決勝戦 ビーナス 対 ウォズニアッキ

WTA Finals 決勝戦 ビーナス 対 ウォズニアッキ

by Minoru Kaneko, 2017年11月17日

2017 WTAFinals決勝戦
かつてないほどの冷静さと粘り強さ、ベテランのビーナスをウォズニアッキがどのように攻略するか注目の決勝戦 これまでの対戦成績はビーナスの7勝負け無し。
今大会に限らずしぶとくつなぎ基本的にはアングルショット、エッグボール、スライスと散らし、らしさで勝利を収めてきたウォズニアッキ 左右への揺さぶをかけてビーナスのミスを誘えるか それともリーチの広さから一発逆襲されてしまうのか?

 


ゲームが始まるとビーナスはアングルショット、エッグボールが中途半端な感じに入った時にすかさず攻撃に打って出ました 過去のイメージだともっと後ろからでも強引に決めに行って見事に決め 少し振られた時でも鋭い切り返しがありました。
ビーナスの無理のないスマートな攻めは効率が良いでしょう しかし そういったタイミングで攻撃を仕掛けてくるのはウォズニアッキにとっても予測しやすいリズムなのかも知れません もちろん決定的なチャンスは決められるとしても 以前のビーナスなら強引さがあり これは効率から言えば良くない選択かも知れませんが その通常はきめきれないようなタイミングでの攻めを警戒しなくてはならない事、しかもその確率も悪くなかったことから 過去に比べればプレッシャーは低く感じられることとなったでしょう。

予選、準決勝で対戦してきた相手はビーナスはこんなにセオリー通りに展開するのか?と思いがあったかもしれません。そのことによって オスタペンコは余計に攻めを急ぐようなこととなました。

ガルシアも何か仕掛けることが出来るので考えてしまって それが作戦面を意識しすぎてボールからの集中力がそがれる結果となったように思われます。

 

女子のテニスでは通常は先手を取り 攻撃的に行くことが最優先されているように思われますが 「先行しなくてはならない」という考えの元での攻めは自分にもプレッシャーがかかり上手くいきにくく また その場合にミスが出た時はその選択をした自分もしくはコーチのミスと考えるようになり 悪循環にはまります。
近年はWTAの試合ではコーチングが入り 昔のように一回崩れるともう止まらずに敗退まっしぐらとはいかなくなりました。そういう意味では良い効果だと思います。確かにメンタル面での崩れは効果があるかと思われますが。最近では打つコースなどのデータ解析の資料も手に入り 色々な情報の中から厳選してアドバイスに反映できなければ、選手もコーチも迷いながらの作戦となってしまうというデメリットもあります。

ビーナスに関しては一回もコーチングは受けず、ウォズニアッキはコーチングで修正点をもらってました。作戦があっていたとしてもその時にそのアドバイス通り実行できるか 選手は試されます。この作戦通りに出来るかどうかがカギで 作戦の通りに進めてリード出来た、この場合は問題が無いようですが 作戦通りだった しかしリードできなかった この場合のその後の判断力を試されることとなります。最後に試されるのは自分との戦いに勝っているかどうか?ということになります。

少しだけ隙があった若手から逆転の勝利を収め円熟してきたビーナスでしたが最後に待っていたのは進化を逆手にとって切り返したウォズニアッキでした。
それでもセカンドセット5-0リードから巻き返し5オールになっていたら逆の結果が待っていたかもしれません。

そこまでの力があるので今後もビーナスの活躍に期待がもてます。
進化したからこそ取りこぼしがなく 負けそうになってもしぶとく逆転勝ち ですので決勝へ進出出来ました しかしながらまとまってしまったために負けたことのない相手に負けてしまうという ここがテニスの難しいところです。勝負の醍醐味を十分に見せてもらった大会でした。

 

紙吹雪が多すぎ!見えなくなるくらい。これは最後の方で撮れました。

 

 

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